YaDoc

外来

待合室の時間でさえも、
診療の一部となる。

医療法人社団 創成会 土屋医院
土屋 淳郎 院長 / 内科・小児科・放射線科

東京都豊島区池袋に診療所を構える土屋医院は、乳幼児から高齢者まで、その地域で暮らす人々が通う、地域に根ざした診療所です。外来診療に加え、訪問診療も行なっています。YaDocのオンライン問診を利用して、患者さんのスコアを継続的に記録し、診療に活用しています。

“患者さんに安心を届ける”医療をモットーに、患者さんに寄り添った診察を。

地域のかかりつけ医として、たくさんの患者さんが毎日来院されますが、とくに冬場など、風邪が流行している時期などは診療所が込み合い、患者さんをお待たせしてしまいます。そうすると、どうしても一人当たりの診察時間は短くなってしまいます。

診察の中で、できるだけ患者さんのことを知ろうと心がけてはいますが、患者さんが本当に訴えたいこと、聞かなければいけないことを十分に聞き出せているのか、不安に感じるところはありました。そこでまずは定期的に私のクリニックに通院している慢性疾患(慢性閉塞性肺疾患、過活動膀胱)の患者さんにYaDocの「オンライン問診」機能を利用してみました。

このオンライン問診では診察前に患者さんがタブレットで自身の症状に合わせた問診を回答するシステムです。問診で得た情報はすぐに私のパソコンで確認することができます。その情報は即時にスコア化され、グラフ化されます。経時的な変化をみることができるので、前回と比較して症状が悪化傾向にあれば「最近調子が悪いみたいだけどどうしたの。」といった確認から、診察をスタートすることができます。

当院ではご高齢の患者さんも多く、iPadの操作に抵抗感があるのではということが一番の不安でした。しかし看護師さんに助けてもらいながらも実際に使ってみると、とても使いやすく、今では患者さんの方から「あの、オンラインの問診やらなくていいの?」と聞かれます。

変化が「見える」から、
一緒に治療に参加ができる。

YaDocによって、ただ待っているだけだった待合室での時間が、患者さんの症状を聞き出す時間に変わったことで、今まで患者さんに聞けていなかったことが聞けるようになったという実感はあります。患者さんにとっても、診察室に来て私に聞かれてから「そういえば…」と思い出すよりも、予め自分の症状を整理できる時間があることは有益だと思います。内容の面でも時間の面でも、非常にスムーズな診察ができていると感じます。

そして、もう一つの良さは、スコア化された問診による主訴変化をグラフで継時的に見えることです。実際に慢性閉塞性肺疾患の患者さんは、薬の効果である程度病状が回復したものの、さらに状態を回復するには、禁煙の必要がある方がいました。問診のスコアを患者さんと見ながら、「ここまでは薬の効果でスコアが下がる、そしてそれ以上は、患者さん自身ががんばって禁煙することで下げることができるのです」とお話しました。

変化が目に見えることでご本人にも伝わり、ご理解いただけたことで、患者さん自らの力を引き出すことができ、禁煙が実現したということがありました。実際に状態が良くなり、さらにそれがグラフという形で定量的に可視化されたことで、患者さんも前向きに治療に取り組むようになれたのだと思います。

現在も治療は順調に進んでいます。YaDocは、患者さんには見えづらい症状を見える化してくれることで、患者さんとの診療の質を高めてくれると感じています。


患者さんの声(H.Oさん)

土屋医院にはもう20年くらいお世話になっています。今の先生のお父様の代から診てもらっているので、長い付き合いですね。もともと心臓が悪くてかかっていたのですが途中で慢性閉塞性肺疾患(COPD)の症状もでてきました。そして先生に進められて月1回、診察をする前に待合室でオンライン問診をするようになりました。

オンライン問診をすることによって自分の状態を把握しやすくなりました。オンライン問診をしているとこの前よりもよくなっているな、や、体調が悪くなっているな、ということが実感できます。またオンライン問診で答えた情報はすぐにデータとして先生に伝わっているので、診察室に入って一から説明をしなくてもよいことが利点だと思います。短い時間で先生に伝えたい情報を伝えることができたので、その空いた時間で禁煙の方法や自分の体調で気になっていたことが話せるようになったと感じています。

YaDocの導入、および臨床における利用は、各医療機関の医師の判断によるものです。