患者の数値改善を実現する。オンライン診察システムYaDocを活用した生活習慣病重症化予防プログラムとは

足と糖尿病の専門病院 下北沢病院
糖尿病センター長 富田 益臣先生

経済産業省が推奨し近年注目されている健康経営。PHR(※1)を活用し健康状態の改善を目指す取り組みも増えてきています。 下北沢病院では、YaDocのモニタリング機能を活用した「生活習慣病重症化プログラム」を実施されてます。 糖尿病・生活習慣病を起因とした足の治療に長年従事し、生活習慣病重症化プログラムを推進している富田先生に、モニタリング機能の有用性やどのように活用されているのかをお伺いしました。

※1 PHRとは「Personal Health Record」の略であり、患者さん自身が収集・管理した医療・健康に関するデータを保存するしくみです。

ーオンライン診察システムYaDocを活用し提供する「生活習慣病重症化予防プログラム」とは

当院では、糖尿病・高血圧・脂質異常症の方を対象とした自費診療の「生活習慣病重症化予防プログラム」でYaDocを活用しています。株式会社野村総合研究所が主導で展開しているプログラムで、健康診断で重症化リスクの高い医療機関未受診者等に対する受診勧奨・保険指導を行い、人工透析等への移行を防止することを目的としています。

通院と入院のプログラムもありますが、YaDocを活用したオンラインプログラムは2020年以降コロナ禍において開始しました。2020年は10件、2021年は38件、2022年度から開始した患者さんも数名おり、実施件数は年々伸びています。

ー全国どこからでも受けられるプログラムに

オンラインプログラムは、全4回、約3か月で実施しています。 まず当院から患者さんに、本プログラムに必要な血糖値の測定機器やキットとYaDocの登録説明書を送付します。 1回目のオンライン面談では、看護師が持続血糖モニタリングシステムの装着や糖尿病や血圧、脂質に関する問診を行います。その後、YaDocで血圧、体重、喫煙本数、飲酒量、歩数、食事の写真記録等を記録してもらっています。 血糖値の測定期間が終了したら測定機器を返送してもらい、血糖値の結果やYaDocによる食事の写真記録を元に、診察や栄養相談をオンラインで実施しています。

このオンラインプログラムは「血液検査キット」により採血も自宅で実施できますので、全国各地どこからでも受けることができるようになっています。

ー専門チーム×オンライン診察システムYaDocが生み出す結果と満足度

重症化プログラムに参加すると、通院や入院プログラムを含め体重減少やHbA1c(※2)の低下等、参加前と比較して優位に改善するというデータが出ています。 専門チームが携わり、しっかりとモニタリングのデータを使って実施することが結果につながると考えており、患者さんの満足度も高いプログラムになっています。

こういった取り組みを全国に広められればと思い、オンラインでのプログラムを作りました。 このプログラムは、健康保険組合を通して患者さんに提供しているため、全国に従業員を抱えている企業の健康保険組合にとっても、オンライン実施を選択できる仕組みはメリットになっているようです。 実際に遠方の患者さんの受診が多い健康保険組合もあり、専門的な治療を全国に届けることができることに、オンラインならではの魅力を感じています。

※2 血糖の状態を評価する血液検査の項目のことです。

ーYaDocを利用するメリット

記録の見やすさや、ビデオ通話のやりやすさといった操作性が良いと思っています。 特に食事記録は写真で見ることができるので、紙ベースで実施している通院プログラムよりも細かく把握ができます。紙に記載する場合、「鍋物」を食べたなど記録が大雑把であることも多く、YaDocのように写真でみて具材まで把握できるのはメリットに感じています。

他にも、YaDocのメッセージ機能を活用して事務連絡や記録を促す連絡を入れたり、患者メモ機能を活用して複数の医療従事者と患者情報を共有したりなど、YaDocの機能を便利に活用しています。

ー今後、当社に期待すること

YaDocの予約作成やビデオチャットなど多くの機能の操作性には特に問題を感じていません。患者さんにも、特にトラブルなく使ってもらえていると思っています。 操作のマニュアル作りや、患者さん側のITリテラシーの問題もありますが、今後はすべてオンラインで運用できるように発展させていきたいとも考えています。 我々のような医療機関の要望を吸い上げ、さらに使いやすいシステムにしてもらうことをインテグリティ・ヘルスケア社に期待したいです。

生活習慣病重症化予防プログラムを開発・提供されている富田先生に、生活習慣病支援をオンラインで行うメリットについてお伺いしました。今後も先生の取り組みを発信させていただければと思います。

富田先生、ありがとうございました。

※YaDocの導入、および臨床における利用は、各医療機関の医師の判断によるものです。

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